INTERVIEW:
柳 圭一郎
NTTデータ ジェトロニクス
代表取締役社長
INTERVIEW:
岩本 敏男
株式会社NTTデータ
代表取締役副社長執行役員

TOPIC:
情報革命の二つの側面

19世紀の産業革命は、人や企業に効率化や利便性をもたらし、一義的には人や社会にとって良いことだと位置づけられます。同様に、情報革命も広範な効率化や利便性の向上をもたらします。これは、情報革命がもたらすプラスの側面です。
一方で産業革命では、手作業でモノを作っていた大量の労働者(職人)の仕事が機械の発達によって奪われました。その結果暴動が起き、打ちこわし運動やラッダイト運動などと言われた運動が発生しました。情報革命でもその構造は同じです。すでにITは人から仕事を奪いつつあります。例えば、鉄道会社で言えば自動改札や列車の運行ダイヤなどの自動化がその例でしょう。CGの進化によって俳優の仕事が機械に地位を奪われるかもしれません。あと20年もしたら映画にでている俳優すべてが実在しない人物だという事態もあり得ない世界ではないかもしれません。
オフィスにおいても、人の仕事がITに取って替わられつつあります。例えばルーティンワークだけの仕事はITによって自動化されつつありますし、情報を単純に上から下へ流すだけの中間管理職の仕事はなくなりつつあります。ITを担うプログラムを作る仕事でさえ自動化が進みつつあります。
ITは人から仕事を奪う、情報革命がもたらすもう一つの側面です。